2024/03/07
3月ですね!暖かい日と寒い日が交互に来て、だんだんと春が近づいてきている気持ちになります。お休みの日に川沿いを移動していると、堤防の斜面に並んで、有名な絵画の「落穂拾い」のように人々が何かを拾っていました。これはもうゴミ拾いかフキノトウ探しだと思いまして、日を改めて私も行ってみることにしました。
既にフキノトウが全滅していることも考えて、軽装で赴いたのが失敗でした。まだ枯草の間から生えてきているフキノトウを採ろうとすると、土を少しほじくり返す必要があります。軍手もなにも持って行かなかった私は素手で掘り返しましたが、短い爪にも土が入り込んで汚い・・・。戦利品はゲットしたものの、もっと探したい気持ちもあり、不完全燃焼で帰路につきました。
フキノトウを採る時は、なんとなくですが抜歯に似ているなと感じてしまいました。ガッチリ生えているそれをつかんで少しずつ揺らし、根元の方からとるようにしたからです。通常、慣れている採取者はもちろん素手で取るということはせずに鎌を使っていましたのでこんな感想を抱くこともないでしょうが。
フキノトウの苦みには、がん細胞を弱める働きの成分があるそうです。しかし、フキノトウ自身に微量の発がん性物質も入っているとか。あく抜きすればほぼ出てしまうものらしいので、健康には影響がないですが、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしと言ったところですね。美味しい春の味覚を楽しみましょう。旬のものを摂るのが健康に一番だそうです。