花粉症と歯科①

暖かな日が増えてきましたが、同時に花粉も増えてきました。花粉症の方はたいへんお辛いことと思います。また、年々花粉症の方が増えているとも言われています。花粉症は目・鼻に痒みをはじめとした色んな症状をもたらしますが、おくちの健康にも影響を及ぼします。今日は、花粉症と歯科の関係についてお話しします。

 花粉症は、花粉により引き起こされるアレルギーで、目や鼻のどの痒み、鼻水、くしゃみ、中にはアトピー性皮膚炎のように肌荒れが起きたり喘息のような症状を起こすこともあります。さらに、冒頭で触れたようにおくちの健康にも関わってきます。

 花粉症が直接、または間接的に影響を及ぼすものは以下の通りです。

  • 口腔乾燥
    • 口臭
    • 虫歯
    • 歯周病
    • 歯列不正

【鼻づまりによる口呼吸から引き起こされるもの】

 鼻が詰まると、自然と口で息をするようになります。すると口の中が乾いてしまいます。口の中が潤っていない、つまり唾液が少ない状態だと、殺菌作用が減ってしまいます。その結果、虫歯菌や歯周病菌が増えやすくなります。また、風邪もひきやすくなります。口の中の菌が増えると口臭の原因にもなります。