2024/04/13
歯の色が暗いと悩んでいる方は、ホワイトニングを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。前回はホームホワイトニングについてお話ししましたが、今日は歯科医院にいる間におこなうオフィスホワイトニングについてです。
まず最初に、お口の写真を撮ります。使うのは、次の画像にありますカラーチャートと言われる道具です。
↑この道具で、現在の歯の色がどのくらいかを判断します。記録を取っておくと、ホワイトニングの効果がよりはっきりわかります。
オフィスホワイトニングは歯科医院に滞在しているあいだに歯に薬剤を塗って、光を当てることで化学反応を起こして歯の漂白をおこないます。薬剤塗布⇒光照射⇒洗浄という工程を何回か繰り返すため、チェアタイム(診療台に座っている時間)は長くなります。
歯が白くなるまでの時間は人や歯の色によってそれぞれ違いますし、途中で歯がしみることもあります。また、虫歯がある場合は先に虫歯を治療する必要が出てきますし、かつて治療した部分はそこだけ色が残ってしまい、再度治療しなおす場合もあります。まったくのデメリット無しでの治療ではありませんので、注意が必要です。医院によっては海外の薬剤を使用しているところもありますが、たいてい薬剤の濃度が高く、知覚過敏が出やすい傾向にあります。ホワイトニングを始める前にしみるのが心配な方は最初に相談されると良いでしょう。
佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴
~プロフィール~
2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業
2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務
2015年4月 佐野歯科医院 勤務