2024/05/28
前回は、虫歯がないのに「歯が痛い」という症状の原因②・③についてお話ししました。今日は④・⑤についてお話しします。
【虫歯がないのに歯が痛い場合の原因】
- 表在化していない虫歯がある
- 近くの他の歯が虫歯
- 咬み合わせで痛く感じる
- 実は歯茎が痛い
- 歯にヒビがはいっている
- 三叉神経痛
- その他
歯茎が痛い場合、歯肉炎や歯周炎、歯の神経が炎症を起こして化膿している場合などが挙げられます。痛みというのは人によってそれぞれ感じ方も違うため、歯が痛いと思っているのに実は歯茎が腫れていた、ということもあるのです。特に大きく腫れるような炎症だと、痛みがどんどん広がることもあるため、自身の感覚もおかしくなります。
歯にヒビがはいっている場合は、熱いものや冷たいものがしみることがあります。虫歯とは違いますが、それでも歯が健全な状態ではないので、外部の刺激を受けやすいのです。先日は神経のない歯でも冷たいもの・熱いものがしみるという方がいらっしゃいましたが、ヒビを見つけて補修したところピタッと痛みが治まりました。これらは自分で判断できることではありませんから、痛みが続くようなら早めに歯科医院を受診しましょう。
近日中のブログにて、は三叉神経痛とその他についてお話しします。
佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴
~プロフィール~
2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業
2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務
2015年4月 佐野歯科医院 勤務