歯のない部分の治療方法~入れ歯編~

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なくなった歯を補うための治療のひとつ、入れ歯。日本には江戸時代の木製の入れ歯が残っています。当時は今のような材料がなかったため、フィット感は悪かったと思われます。

入れ歯はブリッジとは違い、喪失した歯の前後の歯をほぼ傷つけることなく済みます。歯のない部分を補うために床と呼ばれる部分と人工歯とで咬む力を分散します。

入れ歯は、どんなタイプの欠損にも対応できます。全て歯を失ってしまった場合は「総義歯」と言って、全てを入れ歯でカバーします。少数歯欠損の場合はブリッジと選択に迷うこともあるでしょう。

お手入れ方法は、ブラシで磨くこと、お水の中で保管することです。部分入れ歯用洗浄剤を使用しても良いでしょう。しかし、必ずブラシで汚れを落としてからにしてくださいね。

 入れ歯のメリットとしては、先ほども触れましたが、他の健康な歯を削らずに済むこと、どんな症例にも対応可能なこと、残っている歯が歯周病でも使えることです。また、取り外して洗浄することが出来るために汚れを視認しやすいです。

 デメリットとしては、ご自分の歯とは感覚が違うということ、慣れるのに時間が必要ということです。また、審美面からバネが見えるのが嫌だというかたもいらっしゃるでしょう。自費の入れ歯にすることで審美面はクリアできますが、いずれにせよ慣れが必要です。


佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴

~プロフィール~

2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業

2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務

2015年4月 佐野歯科医院 勤務