歯のない部分の治療方法~インプラント編~

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なくなった歯を補うための治療のひとつ、インプラント。簡単に言うと、顎の骨の中にネジを埋めて歯根の代わりにし、上部に被せ物を装着して歯のようにしたものです。差し歯とはまったく違うものです。

インプラントは、ネジを埋めるための顎の骨が必要です。ですから、歯周病で大幅に顎の骨が溶けてしまっているような症例ではインプラントを埋入することが出来ません。他のところから骨を持ってきて埋入のための準備をすることもありますが、症例を選びます。2023年12月26日の「インプラントができるまで」で詳しく触れていますので、そちらもご覧ください。

全身疾患・・・例えば、糖尿病の方などはどれくらい病状をコントロールされているかでインプラントの可否が変わります。HbA1cの値が良く、コントロール良好な患者さんであればインプラントすることができますが、数値が悪かったりお口の中の状態が悪い場合は当院ではお断りしています。

お手入れ方法は、歯ブラシで磨くこと、フロスや歯間ブラシの使用などですが、インプラントは管理が特に大切であるため、通常の患者さん以上に定期的に歯科医院へ通う必要があります。人工物だから虫歯にならないと思って通院を止めてしまう人もいますが、「インプラント周囲炎」といって歯周病のような状態にはなります。すると折角埋めたインプラントがグラついてしまうばかりか、周囲の骨が溶けたり炎症が全身に及んだりします。

当院ではインプラントを植立するのは口腔外科専門医においでいただきお願いしていますが、日にちや時間帯が合わない場合は口腔外科専門医にご紹介させていただきます。いつでもご相談ください。


佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴

~プロフィール~

2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業

2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務

2015年4月 佐野歯科医院 勤務

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