矯正治療が失敗するケース①

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折角きれいな歯並びや良い噛み合わせを獲得しようとしているのに、矯正治療が失敗してしまった・・・そんなケースもあると思います。今日は矯正治療が失敗してしまう要因についてお話しします。要因はいくつかあるのですが、その中でも特に注意が必要なことについてお話しします。

【定期的に治療に通わない】

・ワイヤー矯正は1カ月に1度の通院が必要です。

・マウスピース矯正でも、症例により異なりますが1~3か月に1度の通院が必要です。

・保定装置に切り替わっても、定期的に受診しましょう。

実は過去に一人だけいたのですが、予定では2年半の治療期間だったその方は、最初の3カ月は治療においでくださいましたが、その後2年ほどいらっしゃいませんでした。当然歯並びは治療当初からそこまで変わらず、久しぶりにお会いした時には「治療を進めないと、歯並びは自然には治らないのだな」と思わされました。

例えば、試験があるとか、実習があるとか、入院をしたとか、出産をするとか・・・様々な理由で治療を2~3カ月くらいお休みすることはあると思います。その場合は、それも組み込んで治療計画を修正するのであまり問題はないのですが、度々治療を休んだり、長期間来院しない場合は、歯が予定していた通りに動かずに、目的の位置まで動かせなくなることがあります。予約をきちんと守るということは、なりたい自分になるために大切です。


佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴

~プロフィール~

2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業

2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務

2015年4月 佐野歯科医院 勤務