歯を抜いた患者さんへ

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治療のひとつに抜歯がありますが、親知らずや、矯正治療のために何本か歯を抜いた時に、歯医者さんや歯科衛生士さんから注意事項を受けると思います。

【抜歯後の注意事項】

  • 強いうがいはしない
  • 入浴は控える
  • お酒は飲まない
  • 激しい運動は控える
  • 化膿止めは飲み切る

これを守らなかった身近な人を知っているので、折角ですからお伝えしたいと思います。

〈Aさんの場合〉

私の同級生で、学生時代に親知らずを抜きました。抜歯したその日に激しい運動をしたところ、翌日には顔がパンパンに腫れた挙句、発熱してしまいました。痛みもかなり出たと聞いています。抜歯後は怪我をした状態に近いため、安静にしましょう。

〈Bさんの場合〉

友人が親知らずを抜いたその日にそこそこに激しい運動をし、その後傷の痛みと顔の腫れ・傷の治りの悪化につながりました。

〈Cさんの場合〉

 歯を抜いた後、なんとなく気になるからという理由でうがいをしたり、唾を吸ってはくということを繰り返しました。結果、血が止まらずに驚いて歯科医院へ駆け込みました。

皆さんはこんな無茶をしないでくださいね。歯医者さんが言うことには理由があります。

  • 強いうがいをしない・・・歯を抜いたところにできたかさぶたを外してしまい、また出血してしまう
  • 入浴は控える・・・体が温まることで出血しやすくなる、腫れや痛みが強くなる
  • お酒は飲まない・・・血の巡りが良くなり出血しやすくなる、腫れや痛みが強くなる
  • 激しい運動は控える・・・同上。傷口が開くことも。
  • 化膿止めは飲み切る・・・飲まないと細菌感染を起こしてしまう可能性があるため

これら以外にも注意事項はありますが、基本的に、注意事項は守りましょう。


佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴

~プロフィール~

2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業

2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務

2015年4月 佐野歯科医院 勤務