顎関節症ってどんな症状?放置しても大丈夫? [詳しくは日本顎関節学会の顎関節症の治療指針2024(案)をご参照下さい。]

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 顎関節症ということばを聞いたことがある人が殆どだと思いますが、では具体的にはどんな症状なんでしょう?原因はご存じですか?そして治療法は・・・?今日は、顎関節症についてお話ししたいと思います。

【顎関節症の症状】

 ・口を開ける時などに音がする

 ・耳の近くが痛い

 ・顎が疲れている感じがする

 ・肩こりや頭痛がある

 ・口が開けにくい、もしくは閉めにくい

【顎関節症の原因】

 ・歯ぎしりや食いしばり

 ・顎の酷使

 ・外傷

 ・精神的ストレス

 ・不良な噛み合わせ

 ・骨格の形状によるもの

形態的には問題がなく、ある時点からの口の開けにくさなどは関節円板と呼ばれる組織のずれが疑われます。その関節円板のずれを引き起こすのが上記の原因の一部であったりします。放置して偶然治るケースと、治らないケースがありますが、関節円板がずれた場合は位置を治すことで回復しやすくなります。

【顎関節症の治療】

 ・原因と思われる行動をやめる

 ・運動療法

 ・理学療法

 ・マウスピースによる治療

 ・外科的治療

 顎関節症は、複数の原因が重なって発症する例が多く、原因を1つに特定できない場合もあります。また放置することで陳旧化といって治りにくくなるケースもあるため、気になったら歯科医院へ行きましょう。原因の中に思い当たるものがあった場合は、なるべくその原因行動をしないようにしましょう。

 日本顎関節学会が顎関節症の治療指針2024(案)を発表しています。こちらは歯科医師向けの内容ですが、診断や分類など載っていますので、気になる方はリンク先で見てみてくださいね!