2025/02/24
前回はジュースなどの糖分についてお話ししましたね。今回はpHについて、より詳しくお話ししていきます。歯の表面はエナメル質という硬くて丈夫な層で覆われています。酸にある程度の耐性がありますが、表面が溶けだすpHが5.5と言われています。酸性・アルカリ性という指標を習ったと思いますが、お口の中の環境が酸性に(数字が小さく)なると歯の表面が溶けます。中性であるお水や、弱酸性のお茶などでは歯は溶けません。

しかし、この図のように甘い飲み物はもちろん、栄養ドリンクやワインなどのアルコールでもpHが低いためにダラダラ飲んでいると歯が溶けてしまうのです。部活や趣味でスポーツをされている方は、運動中や運動後にスポーツドリンクを飲むこともあるでしょう。プロテイン飲料も同様にpHは低めです。飲んだら早めにうがいをするか、水を飲むことでお口の中をできるだけリセットしましょう。
2020年のブログでも触れていますのでもう一度読みたい方はコチラ⇒歯を溶かす食べ物・飲み物
歯の溶ける機序に関して、新潟県歯科医師会や三重県歯科医師会など、わかりやすくまとめていますのでご一読ください♪