2021/01/07
だいたい６歳くらいになると、大人の歯が生え始めます。乳歯の一番後ろに生えてくる、６歳臼歯（別名：第一大臼歯）です。ご飯を食べるのによく使う、噛み砕いたりすりつぶしたりする重要な役割を担っています。
しかし、６歳臼歯が生えてくるときに、後ろ側に歯肉が被さった状態が長く続くことがあります。上の絵で丸がついていますが、咬み合わせの面に歯肉がのっかっていますね。この状態は、咬み合わせの面にある溝に食べ物のカスや汚れが溜まりやすく、歯ブラシで磨いても自分ではなかなか上手に取ることが出来ません。しかも、6歳臼歯は生えたばかりの永久歯で、虫歯になりやすい弱い歯です。
もう小学生になったのだから、ハミガキは自分で出来るだろうと思うかもしれませんが、まだ大人ほど手先が器用ではないことと、今までよりも奥の方に新しく歯が生えているので磨き残ししやすい部位です。どうか、仕上げ磨きをしてあげてください。
お子さんによっては、この歯肉部分を噛んでしまい腫れることがあります。痛みをうったえるようであれば早めに歯医者さんに行きましょう。