歯が変な方向に生えてきた!①

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悪い歯並びの原因になる、歯の異所萌出(いしょほうしゅつ)をご存知でしょうか?歯が、本来生える場所からズレて生えてきたり、向きが捻じれていたりすると、歯並びが悪くなります。今回から数回に分けて、説明していきます。

【捻転(ねんてん)】

歯が捻じれて生えてくることを指します。特に、前歯の捻じれが見た目に影響を及ぼします。上の前歯両方が対称に捻じれていることを翼状捻転(よくじょうねんてん)と言います。前歯が捻じれると、通常の幅が占めるスペースよりも小さくなるため、その隙間に向かって後ろの歯が前方にずれてきます。するとデコボコが出来てしまいます。治療方法はスペースを確保して捻じれを治してあげる矯正治療になります。

【舌側転位・唇側転位(ぜっそくてんい・しんそくてんい)】

歯が本来生える位置よりも、内側(舌側)もしくは外側(唇側)に生えてくることを指します。これによりデコボコが出来てしまいます。もともと、顎の大きさが小さいと歯の生えるスペースが不足するため、何とか並ぼうとして内側や外側に互い違いに生えます。唇側転位の代表的なものは八重歯です。上の前歯が並んだあと、犬歯が生えてくるスペースが足りなくなってしまい、表側に重なって生えるため八重歯になるのです。