2021/01/15
学校や歯医者さんでたまにおこなう染め出し。歯が真っ赤に染まってビックリしたことはありませんか?むし歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)は、歯にくっつきやすく、歯と同じような色をしているので見落としやすいものです。みがき残ししやすい奥歯の溝や歯と歯茎の境目、歯と歯の間などはそのままむし歯になりやすいところでもあり、予防のためには、みがき残ししやすい場所を染め出し液などで把握しておくことが大切です。
染め出しは、厚生労働省から以下のように所要条件を示されています。
1.色調が目立ち染色度が強い
2.自然に脱色する
3.味が悪くない
4.顔や衣服を汚染しない
5.粘膜を刺激しない
6.防腐性、殺菌性がある
7.発がん性がない
これらの条件をクリアした染め出し液または錠剤で、磨き残しに色が付きます。色は赤1色と赤・青の2色に分かれるタイプがあり、2色のものは時間がたった磨き残し部分を青く染めます。これでいつも磨き残している部分と、当日磨けなかった部分が分かりやすくなります。小さなお子さんから大人まで、鏡で確認しやすくなっています。
ハミガキは、本人がきれいに磨いたつもりでも、歯ブラシが当たりにくいところには、磨き残しがあるものです。そして磨き残したところから虫歯はできてしまいます。毎日歯医者さんや歯科衛生士さんにチェックしてもらうことは難しいので、おうちで自分のハミガキのくせを見つけてみましょう。