2021/03/13
今までお口の中に何もなかったところへ、矯正装置を着けるとどう変わるのでしょうか?実際に患者さんにお聞きしたことも交えて書いていきます。
【ハミガキ】
取り外し式の装置を除き、今までよりもハミガキが難しくなります。
・歯のスペースを確保する小さな装置
・裏側から顎を広げるような装置
・部分矯正の装置
・表側矯正の装置
・裏側矯正の装置
上から下に向かうにつれて難易度が上がります。特に、小さな子供の患者さんは自分で上手に磨けません。必ず、おうちのかたが仕上げ磨きをしてください。また、歯科医院でもハミガキの程度を確認して指導をおこないます。不安がある場合は、小さなお子さんに限らずスタッフにお伝えください。
磨き方のコツとしては、いつも通り普通のハブラシで磨いてから、装置の周囲をタフトブラシといわれる、ヘッドのとても小さなハブラシで細かくこすります。また、可能であればフロスをワイヤーの下に通して歯と歯の間を磨きます。ある患者さんは、すべての歯と歯の間を毎日フロスでこすっているのですが、慣れるまではハミガキの時間がかなり長くなったそうです。フロスは大切ですが、無理をすると装置の変形や破損につながりますので、歯科医院で指導を受ける方がより安心です。
食事の後に食べ物が挟まることがとても多くなりますので、外出先でもお手洗いなどで口の中を確認し、食べかすを取り除けるように、ハブラシを携帯するとよいでしょう。患者さんの中には専用のハブラシセットを作っていつも持ち歩いている方もいらっしゃいます。